不動産はいつ頃売却するのがおすすめ?具体的なタイミングについて解説!
「不動産を売るならできるだけベストなタイミングで高く売りたい!」と誰しもが思っているのではないでしょうか。実は、不動産には売却する良いタイミングと、避けた方が良いタイミングがあります。こちらの記事では、不動産を売却するタイミングを具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産売却に適しているタイミング
こちらの章では、不動産売却に適しているタイミングについて詳しくご紹介します。自分で持っている不動産に当てはまるか、チェックしてみてください。
相場が下がっている状態が続いている
不動産の相場は、国土交通省が発表している「不動産価格指数」を参考にして確認できます。不動産価格指数は誰でもみることができ「住宅総合」「住宅地」「戸建住宅」「マンション」の項目に分けられています。自分が売却したい不動産の相場が、下がっているか、上がっているのかを確認してみましょう。
基本的には「相場が下がっている状態が続いている場合は早めに売却」「不動産の相場の上昇傾向が続いている場合は待つ」「不動産の相場が変動していない場合はどのタイミングでも良い」と言われています。しかし、必ずしも相場の変動がそのまま続くとは言い切れないので、注意する必要があります。
築年数からタイミングを検討する場合
不動産は、築年数が経過するごとに、その価値がどんどん下がっていきます。例えば、戸建て住宅であれば、築15年以上経過すると、10%~20%の価値まで下がります。
また、マンションは築年数が経過するごとに、その価値が下がる傾向があります。築年数で売却のタイミングをみると、売却する意思が固まったら、早めに動き出した方が良いと言えます。
住宅ローンが低金利の時期
不動産を購入する側の立場になると、住宅ローンが低金利のタイミングは、購入意欲が高まると言えます。金利が低ければ、払わなければならない利息が下がるので、不動産に掛かるコスト削減につながります。
一方で、金利が低いということは、景気が悪い時期であるとも言えます。そのため、不動産を購入する余裕がある方が少なくなることも。総合的に判断する必要があるでしょう。
逆に不動産売却に適していないタイミングもある?
先ほどの章では、不動産売却に適しているタイミングについてご紹介しました。では、逆に不動産売却に適していないタイミングはいつなのでしょうか。こちらの章で詳しく確認してみましょう。
相場が上昇している
先ほど、相場が下がっている状態が続いている場合は、できるだけ早く不動産を売却した方が良いとご説明しました。
その反対に、相場が上昇している状態が続いている時には、今後も上昇する可能性があるので、売却を待つという選択肢もあります。売却のタイミングは、素人判断では難しいので、不動産会社などとよく相談してタイミングを決めましょう。
購入してから5年以内
購入してから5年以内で家を売却する場合、5年以上経過した家よりも約2倍の「譲渡所得税」という税金がかかります。譲渡所得税は、不動産を売却した利益によって課せられます。購入して5年以内の家は約39%、5年以上であれば約20%の税金が掛かります。
注意点としては、マイホームの場合、売却利益が3,000万円までは特例で非課税になるので、譲渡所得税を納める義務はありません。
不動産を売却するまでの実際の流れ
最後に、不動産を売却するまでの流れについてご説明します。主な流れは以下の通りです。
不動産の相場などを調べる
まずは、お住まいの地域の現在の不動産の相場を調べましょう。また、同時にどの不動産会社に売却を相談するのか、不動産会社の情報も調べておきましょう。
相談~査定
どの不動産会社に売却を相談するのか決めたら、相談に行き査定をしてもらいましょう。査定額は不動産会社によって異なるので、査定は複数の不動産会社に依頼するのがおすすめです。
契約
査定をしてもらったら、契約をします。契約の種類には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」があります。
また、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」もあるので、説明をよく聞いて、どの契約内容にするのか決定しましょう。
購入申し込み~契約
購入希望者がいれば、購入申込書を受け取り、内容を確認します。双方の合意があれば、売買契約を交わします。
決済~引き渡し
お金を受け取り、固定資産税などの清算をします。引き渡し日までに、引っ越しの準備をしておきましょう。売却によって利益が出た場合は、翌年の確定申告も忘れずにおこないます。
不動産売却には、売却するタイミングが大切です。しかし、専門知識がないと判断が難しいので、不動産会社の担当者などと相談して決めましょう。こちらの記事で紹介した不動産売却の流れも参考にしながら、売却活動を進めてみてくださいね。