不動産売却に不向きな物件の特徴とは?評価を高めるコツも合わせて解説!
不動産には、売りに出されるとすぐ売れる不動産もあれば、なかなか買い手がつかない不動産もあります。では、どのような不動産が売却に不向きなのでしょうか。こちらの記事では、不動産売却に不向きな物件の特徴、さらに売却に不向きな物件の評価を上げる方法などを紹介します。不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
売却に不向きな物件の特徴
不動産に不向きな物件の特徴には、どのような点があるのでしょうか。売却に不向きな物件の3つの特徴についてご説明します。
築年数が20年を超えている
建物には「法定耐用年数」といい、建物の構造と用途に応じて、どのくらいの期間であれば問題なく使用できるのか、法律で定められています。
軽量鉄骨造は19年、木造は22年、重量鉄骨造は34年、鉄筋コンクリート造・鉄筋鉄骨コンクリート造は47年と、それぞれ法的耐用年数が構造によって異なります。
例えば、木造住宅の場合、法的耐用年数は22年なので、築年数が20年を超えると、不動産としての価値はほぼ無くなってしまうと言われています。
どんなに状態の良い家でも、法的耐用年数に応じて価値が下がってしまうケースが多いことを、頭に入れておきましょう。
長期間売れ残っている
どんなに良い物件でも、売れない期間が長くなってしまうと、不動産の購入を検討している側からみれば「何か問題があるから売れ残っているのだろう」と思われてしまい、さらに売れにくくなってしまうという悪循環に陥ることがあります。このような場合は、不動産を売るための対策を早めに行う必要があるでしょう。
多くの情報サイトに掲載されている
不動産を売却する際には、不動産売買の情報サイトなどに掲載する場合も多いでしょう。しかし、いくつもの情報サイトに掲載されていると「売れにくいからこんなに広告を出している」と思われてしまうケースがあるので、注意が必要です。
売却に不向きな物件の評価を少しでも高めるためには?
売却に不向きな物件でも、工夫次第で不動産の評価を高められることがあります。続いては、売却に不向きな物件の評価を高めるポイントについてご紹介します。
リフォームやリノベーションをおこなう
古い物件であっても、リノベーションやリフォームを行うことで、買い手が付きやすい場合があります。外観や内装、設備などが古くなっている場合は、リフォーム・リノベーションを検討してみるのも良いでしょう。
モデルルームのようなイメージで
「リフォームやリノベーションをする資金がない」という場合は、家具やインテリアに気を配るのもおすすめです。例えば、照明をお洒落なものにする、テーブルや椅子の配置を考えるなど、できるだけ素敵な空間を演出できるように心掛けます。特に、ターゲットとなる年齢層に合わせてイメージすることが重要です。
以上のように、購入希望者が内覧した際に、いかに素敵な物件だと思ってもらえるかを工夫することが、不動産の評価を上げ、売却につながります。
売却に成功するためには業者選びも重要
不動産売却を成功するためには、業者選びも重要なポイントのひとつです。では、どのように業者選びを進めたら良いのでしょうか。不動産売却の業者選びのポイントについてご紹介します。
複数の業者を比較する
不動産を売却する際の査定は、少なくとも二社以上に査定依頼をしましょう。査定依頼をするのが面倒だと思われる方も多いかもしれませんが、不動産の査定結果は業者によって異なる場合があります。できるだけ良い条件で売却したい場合は、一社だけでなく複数の業者から査定を受けることをおすすめします。
会社の規模だけで業者を選ばない
「大手の不動産会社の方が安心」というイメージがありますが、会社の規模だけで選ぶのはおすすめしません。担当者との相性や、不動産売却のために有意義な提案をしてくれるかなど、総合的に判断して決めることが大切です。
実績があるか
不動産会社は、売却・賃貸・管理などさまざまな業務をおこなっており、得意としている分野もそれぞれ異なります。不動産売却を依頼するならば、不動産売却を専門としているか、売却が得意な業者を選びましょう。売却の専門的な知識と実績があるので、売却まで滞りなく進みます。
不動産売却の実績があるかを確認するには、業者のホームページなどに記載されているので、確認しておくと良いでしょう。
築年数が古い不動産などは、価値が下がってしまい不動産売却に向いていないとされています。しかし、リフォームやリノベーションなどを実施することで、不動産の評価を上げることができ、売却につながることもあります。また、不動産売却では業社選びも重要です。査定は一社だけでなく、複数社に依頼して、その中から専門性と売買実績のある業者を選ぶのがおすすめです。