不動産売却では「高預かり」に要注意!
四国4県の一つ徳島市は香川県と高知県に隣接するだけでなく、定期船フェリーを使えばすぐに関西地区に行けるので利便性があります。その利便性に加えてミカンが特産のように1年を通して温暖な気候から、定年退職後の移住者が増えているのです。その移住者の増加に比例して、徳島市で増えているのが不動産売買をする業者が増えています。
不動産を持つことによるメリットとは
不動産を所有し第3者に権利を定価で譲り渡す不動産売却の利用者が増えているのは、安定した利益が望める点になります。不動産売却は別名ミドルリスクミドルリターンと呼ばれ、本来売却を目的とした権利保有は長期保有をすると価値の変動によってマイナスになる確率が増えます。
しかし不動産を持つというのは、住宅だけでなくお店や工場など販路にも使えるのでニーズは常に高い水準で維持されているのです。その上不動産関連は国内経済において重要度が高いので、国からの支援策も充実していることから長期保有しやすく、条件が合えば任意のタイミングで売却ができます。
そして第3者に譲り渡すことが目的といいましたが、実は不動産を権利は売却しないのであれば自身が保有する形になっています。不動産を持つだけで社会信用度が高いので、持っている不動産を担保に銀行から借金ができるだけでなく車や健康保険などのローンを組む際にも活用できます。
そして老後のことを考えて安全に済む場所を考えたいときに、不動産を持っていれば売却するのではなく自身で保有する分を残しておくことで住宅を建てることも可能になるのです。不動産は持っているだけでも資産価値が高いだけでなく、売却できる確率の高さと契約締結時の売却値段も高いのでファイナンシャルプランを考えて自己資産の一部を使って保有する人が多い理由になります。
不動産を持つ際に注意する点である高預かりとは
不動産売却をする方法として、自分自身で広告を出して顧客とつながるという方法があります。自分自身で行えるので経費を抑えられるメリットがありますが、実行するには宣伝媒体との契約や契約書の作成などいろいろと行わなければならないことがあるので大変です。そのため不動産売却を本業ではなく副業として考えているのであれば、無理をせずに不動産売却専門の仲介業者に依頼するのが最善といえます。
仲介業者に委託するとさまざまな申請が売却時の連絡など事務手続きをすべて行ってくれるので便利ですが、ただ実際に利用するうえで注意してほしいのが高預かりです。高預かりとは、不動産会社が預かった不動産の価格を高い水準に設定することを意味します。
不動産は確かに利用価値のよさから需要が高いですが、支払える金額には限度があるのです。利益というのは購入した段階から、適切な量を販売するもしくは現在の価値から値上がりをした段階で売りに出すことによる差額で生み出します。
不動産価格は土地価格と連動しており、国の経済によって少なからず上下しています。そのため高預かりをして値段を高く設定していると、大半の人間が買ってはもらえないです。そして値段が下がった段階で売りに出されると、買い手はつきやすくなりますが利益は少なくなります。しかし不動産屋は売却が成功した段階で利息をもらえるだけでなく、契約料ももらえるので損の額は少なくなるのです。
高預かりによるデメリットを解消するには
高預かりは預けた人間だけが損をし、行った側は利益を得られるという形になります。高預かりは気づかないように行われる可能性が高いので、不動産売却をするのであれば可能性を考慮し対策を練る必要があります。
対策としては、やはり不動産売却をするのであれば知識を有しておくことです。高預かりをする企業の多くは、不動産は儲けの実績があるなど言葉巧みに宣伝をしています。しかし不動産は需要が高いといっても、物の売り買いに絶対はありません。
そのためインターネットだけでなく口コミを利用して情報収集するだけでなく、その販売実績の数と利益の数値があまりにもおかしいと感じた時には注意すべき点といえます。
それでも完全に被害を防げるというわけではないため、不動産屋と締結する際には極力弁護士と連携できる環境を整えておくことも大事です。弁護士と連携できる環境を整えておけば、現状の状況を書類で作成して伝えておけば不正をしていることがわかった段階で相手との契約を打ち切れるだけでなく騙されるリスクを減らせます。
そして証拠が完全にそろっていれば、裁判で相手から慰謝料請求もできるようになります。そのうえで高預かりを防ぐために、自分自身が定期的に土地価格と不動産価格を把握して売りに出されている物件の値段がおかしいと感じた時にすぐに申告できるように準備を心掛ける必要があるのです。
徳島市は四国と関西への交通網がしっかりしているので過ごしやすく、それゆえに不動産も安定して需要があるので不動産売却をするのであればおすすめの県の一つになります。ただ実際に徳島市で不動産売却をする場合は、不正や問題を起こしたときのために弁護士と連携するなど下準備が必要になるのです。