土地の名義変更は必要?売却時のトラブルを未然に防げる!?
徳島市で不動産の名義変更手続きができる専門家を探している人に、今回の記事はおすすめです。不動産の名義は誰が権利者なのかを明らかにしているものなので、名義変更の必要性に迫られたときは速やかに着手する必要があります。売却時のトラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
不動産の名義変更をする意味とは
登記簿に記載されている名義は、誰が権利者なのかを明らかにしています。そのため、変更する場合はきちんと手続きを行う必要があります。
不動産の名義変更とは
不動産の権利関係などの状況を、誰にでも分かるようにしているのが登記簿謄本です。これは、取引の安全と円滑化のために行われています。
不動産の登記簿に記載されている名義を変更する手続きが、不動産の名義変更です。名義変更することで、誰が権利者なのかを明らかにできます。
名義変更が必要なケースとは
名義変更の必要があるときは、タイミングを逃すことなく手続きする必要があります。
不動産の名義変更が必要なとき
一般的によく知られているのが、不動産の所有者が死亡した場合です。このときの名義変更を相続登記といいます。相続登記以外にも、生前贈与の場合、財産分与の場合、売買の場合には、不動産の名義変更が必要です。
そのほかにも手続きが必要な場合があるので、詳しくは司法書士などの専門家に相談してみてください。
不動産の名義変更手続きのやり方
まず、不動産登記申請書を作成します。次に、必要書類を準備して添付します。最後に、法務局に提出します。
必要書類の代表的なものは、登記原因証明情報、登記識別情報通知、印鑑証明書、住民票、委任状、固定資産評価証明書です。必要書類は、必ずしも同じではないので、事前に確認しておきましょう。
専門家に依頼しない方法もある
時間と労力を割けば専門家に依頼しなくても、自分で不動産登記申請書を作成して、必要書類の準備と添付はできます。
確定申告を専門家に依頼せずに自分で行う人がいるのと同じで、不動産の名義変更も自分で可能です。
ここで、専門家に依頼した場合の費用の目安をいくつか紹介します。
遺産相続の場合、相続登記申請プランは5万5,000円(税込)、不動産名義変更おまかせパックは8万8,000円(税込)、相続手続きフルサポートプランは26万4,000円(税込)です。
生前贈与の場合、不動産名義変更おまかせパックは8万8,000円(税込)、生前贈与公正証書パックは17万6,000円(税込)です。
財産分与の場合、不動産名義変更おまかせパックは8万8,000円(税込)、財産分与公正証書パックは17万6,000円(税込)です。
不動産取引の場合、不動産仲介業者ありプランは5万5,000円(税込)、不動産名義変更おまかせパックは8万8,000円(税込)です。
土地の名義変更のための準備と費用
何も持たずに法務局に足を運んでも手続きができるわけではありません。所有権移転登記が完了するまで時間を要するので、早めに着手することが大切です。
必要書類
亡くなった人の名義変更手続きをする相続登記、無償で不動産を譲り受けるときの名義変更手続きである生前贈与、離婚にともなう清算を行う財産分与、売却や購入する場合の名義変更手続きである売買などのケースによって、必要書類は異なります。
登記申請の準備にかかる費用
不動産の名義変更には、登録免許税がかかります。そのほかにも、手続き内容によって費用がかかるので事前に確認しておきましょう。
登記申請の準備にかかる時間
書類の収集と作成が滞りなくできた場合でも、1か月程度の期間は見積もっておきましょう。司法書士などの専門家に手続きを依頼する場合でも3~4週間の期間はかかります。急ぎの場合は相談してみてください。
名義変更する際の3つの注意点
土地を名義変更するときの注意点を3つ紹介します。
税金が発生する
登録免許税が課税されることは理解しておきましょう。これは、すべての土地の名義変更で課税されます。また、贈与された場合は贈与税が課金されます。不動産を取得した場合は不動産所得税が課金されます。
そのほか、譲渡所得税もあります。名義変更で、数万円から数十万円単位の税金が発生することは押さえておきましょう。
名義変更時に登記権利者と登記義務者の立ち合いが必要
新しい名義人である登記権利者と前の名義人である登記義務者の立ち合いが必要です。これは、離婚、贈与、売買によって名義変更する場合に必要です。
離婚の場合は、立ち合いを希望しない人がいるでしょう。その場合は、司法書士が代理で申請手続きを行うことも可能です。
相続による名義変更の手続きが煩雑
相続による名義変更では、戸籍の収集などを行う必要があり、必要書類の準備だけでも大変です。時間的な余裕がない人は、司法書士に依頼することも検討しておきましょう。手続きに不安がある人も同様です。
まとめ
土地の名義変更について紹介しました。登記申請の準備にかかる期間は、滞りなくできた場合でも1か月はかかります。そのため、準備はできるだけ早くとりかかるようにしましょう。
また、登記申請の種類によっては、自分で準備するのが大変なものもあります。そういうときは司法書士などの専門家に相談するとよいでしょう。どちらがよいのか検討してみてください。